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年に一度の切手祭りのJAPEX! そしてモナコのバレエ切手 [モナコ:Monaco]

先週末、池袋で行われたJAPEXに行ってきました。

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↑この手の展示会ではなぜかいつも警備員が入り口に立っていますが
今回は小柄でほっそりの女性警備員がいました。

さて、今回の切手展ではお友達数名が作品(テーマごとに切手や封筒を展示して、解説するシートみたいのを作るんです)をだして、それがいろんな賞を取ったんです。みんなすごいなぁ。

平凡&凡庸な切手女子の私は、いつも通りにただ見物して買い物をするのが楽しみ。
今回は時間がなくてあまり買えなかったけど、お祭りな雰囲気は味わえたかも。

本日の切手はモナコのバレエものです。
ヨーロッパでもモナコはかなりバレエ切手に力を入れていて嬉しいっす。

1998年モナコ発行 Spring of arts

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ジョゼフィン・ベーカーの命日によせて [モナコ:Monaco]

 今日4月12日は黒人女性初の大スターといわれたジョゼフィン・ベーカーの命日です。彼女はアメリカ出身だけど、フランスに渡って大成功をおさめ、フランス国籍を取得しています。
 1906年6月3日生まれで、時代的にもアメリカにおける黒人差別はすごくて、母国ではいろいろとイヤな思いが多かったようです。 1951年にニューヨークのナイトクラブに入ろうとして、黒人だからと入れてもらえず、ものすごい抗議をしていたら、たまたま店内にいたグレース・ケリーが賛同して一緒に店を出てしまったとか。以来、二人は交友を長く続けました。

 そして今日の切手は、そんな二人の間柄をミックスしたものです。

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 切手そのものは2007年、モナコ発行。
 この年、グレース公妃の没後25周年にあたっていて、「グレース・ケリー・イヤー」が開催されました。絵柄はジョゼフィン・ベーカー(没年1975年4月12日)。
 そしてよく見ると、左側には「グレース公妃劇場」の文字が。バレエや舞台芸術が大好きだった彼女が、死去の前年に完成させた劇場です。

 二人の芸術家の思い出が詰まった切手です。

 ジョゼフィン・ベーカーって誰なの、という方も多いと思うので、またまた映像を探しました。彼女が出演したミュージカル「プリンセス・タム・タム」から一場面です。タイトルからして差別っぽいけどね。

http://www.youtube.com/watch?v=DFf04zGVhKo

ぽちっとな。
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アンナ・パブロワとバレエ・リュスの切手 [モナコ:Monaco]

 バレエ好きの人なら、アンナ・パブロワはきっとご存じでしょう。彼女は1881年2月12日に生まれて 1931年1月26日に亡くなったので、没後78年ということになります。

 ロシア帝室バレエ学校を経て、18歳でマリンスキー・バレエ団に入り、その後、セルゲイ・ディアギレフのバレエ・リュスで活躍。ミハイル・フォーキンが彼女のために振り付けた「瀕死の白鳥」は有名です。
 
 そしてロシア革命でイギリスへ逃れ、自分のバレエ団を作って世界中を公演し、1922年に日本へも来ています。日本人が本格的なバレエを見たのは、これが初めてだったのでは。
 胸膜炎で亡くなったのもオランダ・ツアー中のことで、その夜の公演は通常通りに始まり、「瀕死の白鳥」の時にはスポットライトだけが舞台を照らしていたとか。悲しくドラマチックです。が、享年50歳はいかにも早すぎる。

 そして切手はモナコ発行のきれいな凹版印刷。いかにもこの国らしい雰囲気です。

1982年11月8日 モナコ発行 「パブロワ生誕100年」
バレエ「Le Pavillon d' Armide」(アルミードの館)を演じるパブロワ
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でも唯一、気に入らないのはパブロワの顔が不細工に見えること。ご本人はもっとキレイじゃない?
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ほうらね。

合わせて発行された2枚もアップします。
ストラヴィンスキー切手。ストラヴィンスキーはバレエ・リュスのお仲間ですね。
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パカニーニは1782年生まれなので、生誕200年記念切手ということで。
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台風の嵐の中で、ファウストの劫罰を [モナコ:Monaco]

 今日の東京は天気が怪しいです。台風がちらちらと力を見せはじめてます。

 さてと。そんなお天気になんだか似つかわしい切手を出してみます。オペラ「ファウストの劫罰」の物語をかなりおどろおどろしく凹版で表現した切手。ちっちゃな版画みたいに、すばらしい出来栄えで、ホントにほれぼれだわ。

1969年4月26日発行 ベルリオーズ死去100周年2/10


scott:715 額面30c
オペラ「ファウストの劫罰」第2部「妖精の舞曲」
眠るファウストのまわりに妖精がぐるぐる踊ってます。ここで彼はマルグリートに恋をしてしまいます。

scott:716 額面40c
オペラ「ファウストの劫罰」第3部「鬼火の舞曲」
今度はマルグリートの家のまわりを鬼火がまわります。マルグリートの悲劇を予告しているのです。

この他の8枚もすばらしい絵柄で気に入っています。
オペラの場面を表現しているけど、やはり切手ならではのデザイン力がある。
この時代のモナコ切手らしい色彩も素敵です。

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