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フェロー諸島のガーター踊り [フェロー諸島:Faroe Islands]

 前回は凹版切手の王様スラニアおじさまのスケート切手を出したので、今日は同じくスラニアさんの彫った民族舞踊切手にしてみます。

 これはフェロー諸島発行のヨーロッパ切手です。ヨーロッパ切手というのは毎年ひとつのテーマでヨーロッパ諸国がそれぞれデザインを工夫しながら発行するシリーズもの。1981年のテーマは「民間伝承」というやつで、舞踊切手コレクターが小躍りした1年でした。だって、ダンス切手がいっぱい出たんだもの。
 たとえばフィンランドではこれ。
 ドイツではこれとかね。

1981年6月1日フェロー諸島発行 ヨーロッパ切手「民間伝承」

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ガーター踊り。線をはさんで男女がそれぞれ反対側に立ち、男がガーターを取り外し、相手にその片方の端を持たせて、踊りながらくぐり抜ける。なんとまぁ、丁寧な彫りだこと。それぞれの衣装もきれいに表現してある。踊りそのものは、なんだか子どもっぽいように見えるけど、考えてみれば日本の盆踊りだってかなり素朴だしね。

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チェーンダンス。手を取り合って輪を作り、左に2歩、右に1歩のステップをくり返す踊り。ってことは3拍子なのね。
フェロー諸島はデンマークの自治領で、この辺りの古い文化がたくさん残っている島だそうです。で、このチェーンダンスはバイキング時代から続いている伝統舞踊で、7月29日に開催されるサマーフェスティバルでは、夜遅くまで町中の人が繰り出して、大変な盛り上がりでこのダンスをするとか。おもしろそう! いつか見に行きたいな。


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