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ブリューゲルの「農民の踊り」を切手にしたら。 [フランス:France]

 昔からピーテル・ブリューゲルの絵が大好きで、「子どもの遊戯」とか「雪中の狩人」とか「バベルの塔」なんかも、とっても有名ですね。あの繊細なタッチと独特のラインがたまらなくいい味なわけです。
 微に入り細に穿つ描写のすごさもお馴染みで、彼が農民出身だったとか、そうでなかったとか、いろいろな意見があるようですが、少なくとも農民の暮らしぶりはよくよく知っていた人でしょう。

 昔むかし、父親の本棚になぜか「ブリューゲルの版画」という本があって、それをつらつらと眺めたものでした。今も手元にあるけど、変な版画かいっぱい。魚が魚を食べ、その魚が魚を食べ、とずっと入れ子になった絵とか、宗教裁判の拷問の光景が懇切丁寧に描かれたコワイ絵画だとか、「貧しい台所」「豊かな台所」(豊かな台所は犬まで豚みたいにぶくぶく太っていて、入り口にやせ細った人が来たらおいだしている。貧しい台所は、乳飲み子を持つ母も乳がでないほどなのに、太った人を家の中に引っ張り込もうとしている)とか、どこを見ても寓話だらけ。私にとってのブリューゲルの原点はここなのかなぁ。


ブリューゲルの版画 (1972年) (双書版画と素描〈6〉)

ブリューゲルの版画 (1972年) (双書版画と素描〈6〉)

  • 作者: 鈴木 健二
  • 出版社/メーカー: 岩崎美術社
  • 発売日: 1972
  • メディア: -




つい好きな作家なので、前フリがながくなりました。
切手はまたまたフランスの美術シリーズより。
2001年フランス発行

france0001.JPG

あまりに有名な「農民の踊り」です。ウィーン美術史美術館所蔵。この美術館はブリューゲル作品をたくさん持っているので、ぜひいつか一度、行ってみたいです。

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